軽やかな装丁の本と並んでいるのをみて、馴染めてない感があるのがいいなと思った。自分の部屋にこの本があるのを見て、ああやっぱり自分が作ったものなんだと思う。この部屋にぴったり、しっくりくる。
自分の本について考えすぎているせいか、働きすぎているせいか、暖かくなってきているせいか、湿度のせいか、最近生きにくい。
大好きなティルマンスの展示を見に行って、幸せだったというのに目先の生きにくさに気を取られていてよくない。
明日の仕事を急に休むことはできないから、自分の本に向き合ってみようと思う。
1時間くらいで「ユーハブマイワード」を読んだ。
ちょっと前の自分が作ったもののことをなんとなく恥ずかしいと思っていて、それは健全な恥ずかしさだなんだけど、その恥ずかしさが自信のなさにつながっている気がする。
面白く読んでもらえるな、と思えるくらいのものを作れたけど自分で自分の作品に向き合えていない感じがする。
このふつふつとモヤモヤは一体なんなんだろう。他人の意見を聞いてみたりしたからダメージを喰らったのか。
自分で読んだ感想は
これを良かったと言ってくれる友人たちの顔を思い描きながら書いた成長記。
これを書いた時の自分を自分から追い出すために書いたはずなのに、最愛の友人があとがきを書いてくれたことによって昔の自分がそこにいたことを確かなことにしてくれたような気がする。です。
早く新シーズンに突入してまた新しいものを書きたい。恋愛によってひらかれた新シーズンじゃないことを祈ってるし、何かに打ちひしがれて立ち直ろうとした新シーズンじゃないといいなとも思ってます。
