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街はまだ休みっぽいムードで穏やかだ

 

音楽を聴きながらインスタ開くと音楽が再生停止される時あるよね。臆せず流れ続けてほしい。

 

 

正月働かせ続けた胃を休めようとか言い訳して朝ごはんを抜く。本当は朝に食べるべきものがないから。コーヒーも牛乳も年末綺麗に使い切って買い忘れたのでない。

昼過ぎにお腹が空っぽになり、久しぶりの空腹感が気持ちいい。生きてるって感じ。

 

なんだか急にモスバーガーのポテトを思い出し、モスバーガーに行くことにする。

新宿にカレンダーを買いに行くために家を出たけどとりあえず腹ごしらえ。本屋さんにも寄って新刊チェック。それでも自分がいつも見ている棚じゃないので馴染めないというか、全部が新しいものに見える。なので早くバイト先の本屋に行かなきゃ。働いてる時の動いててクリアな脳で見るのが好きだから、今年初出勤を楽しみに待つ。

モスバーガーモスバーガーをオニポテセットにして、飲み物はコーヒーで注文。モスバーガーのコーヒーって美味しいよね。

あとオニポテのオニが2個になってた。そういえばインスタで誰かが2個になったって言ってた。綾子さんかな?

2個になったけど大きいオニだったのでラッキー。惰性のというか、苦し紛れの3個よりいいかもしれない。短くて太いポテト、これが食べたかった。マックのポテトじゃダメ。これをつまんで、頭に思い浮かんでくることを考えたかった。やっぱり正解だった。街ゆく人を見ながらモスバーガーを食べる。紙の下に溜まるソースをうまいこと食べる方法はないですか?という質問にモスバーガーの社長だかが、「ありません。どうしても食べたいならポテトをつけたりすればいいのかな...」みたいなこと言ってるのを昔テレビで見た。なんか、いい姿勢だなあと思った。企業としてね。上手に食べることが目的じゃないっていうか。そりゃあ、そこに溜まるソースは少ない方がいいけど。わたしはモスバーガーが好きでよく行くし、モスバーガーを食べ慣れているので、こう、うまいこと食べた。

 

居酒屋バイトのシフトがわからなかったので、バイト先にシフトを確認しに行くとなんとわたくし今日出勤で!驚きました。確認って大事。28歳だしバイトのシフト見間違えてた〜とかまずい。本屋の方では月1でやっちゃう。ごめんなさい。しっかりします。

 

時間があったので予定通り新宿に行ってカレンダーを買う。サクッと電車に乗って、今度は都会の大きい本屋さんに行ってカレンダーを買う。わたなべさんに勧められた三角みず紀の詩集とエッセイの一緒になったものも買ってみた。

 

バイト先に戻る電車で、2022年のコミック大賞のコメントを考える。若い子が多い本屋さんのアルバイトはわざわざこんなものに参加しないので推薦コメントが集まらないと社員さんが悲鳴をあげていた。28歳フリーターの出番です。しかし、2022年に読んだ漫画のことあんまり覚えてなくて12月に発売されて今年1番よかった大白小蟹さんの「うみべのストーブ」を推薦。なんかポエミーな推薦コメントになってしまったが、コメントが集まらないよりましだよね...きっと...。

切らしていたコーヒーを買ってバイトに向かう。

 

アルバイトはお正月ムードを纏った常連さんがぽやぽやした雰囲気でたくさん来てくれた。

ベラベラおしゃべりをするような酒場じゃないのだけれど、久しぶりにみんなの顔を見れてたくさん喋ってしまった。常連さんとしか呼び名がないが、好きなお客さんは常連さんよりも近所のおじさんみたいな感覚で接している。それでもいい距離で仕事ができるのは、そのおじさんたちには“客”という意識がちゃんとあるからかもしれない。すてきなお客さんには“お客さん”と思える。嫌いな客には“ハゲチャビン”などなどさまざまな名前をつけている。酒場で起こった面白い話はいつかまとめて書きたいと思う。

 

正月ボケしているのはお客さんだけでなくわたしもだ。なんかちょろちょろ無駄な動きが多くて、飲食店初心者みたいな動きしかしてなかったが、いい日だった。年始の営業では毎年振る舞い酒として樽酒を出しているのだが、最近よくきてくれるようになったお客さんたちは初めての振る舞い酒だ。普段見ない、白鶴の文字が印刷された枡を手に取るお客さんの表情を見るのがたのしかった。もう何年もこの店に通っている人は、いつも通りまずビールを飲んでから枡酒を頼んだり、ビールと一緒に持ってきてくれと注文したり一年の一度のやりとりがこの場をもっとぽやぽやにした。

それから、常連さんが「今年もよろしくお願いします」とお菓子を持ってきてくれたりする。気遣いも甘いものも嬉しくて野球部みたいな「アリガトウゴザイマース!」と礼をしてしまう。最近よく来てくれるようになったお客さんたちはそれを見て「みんなに一杯ご馳走したいんだけど...どうしたらいい?」と聞いてくる。うちは飲みながら働く店じゃないので大瓶分一本伝票につけて、帰りにみんなで飲むことにした。なんというほっこり酒場。

こんな最高の店があったらみんな何かしたくなるだろう。そんな気遣いはもちろんなくてもいいのだけれど、矢印が双方向を向いている状態であること、気遣いを受け入れてくれる場所があることはお客さんにとってもすてきなことであるはずだ。飲みながら働く酒場だったら、わたしは毎日茹で蛸みたいな顔して働かなきゃいけなくなる。

うんうん、今日は間違いなくいい日だった。今年が去年よりいい年になることが約束されているような気がした。

 

お客さんからもらったたくさんのお菓子を手に帰宅。牛乳もスーパーで買った。

明日もきっと忙しいと思う。実家に帰った時の話をしたり、写真を見せたりしてお正月が終わってしまったことが少し寂しくもあるが、明日もたのしみだ。